ケース面接は、独学でも基礎を身につけることはできます。まずは自分で考えて、何問も解いてみる。ただ、独学だけで本番に通用するレベルまで仕上げるのは簡単ではありません。合格を目指すなら、ケース面接を知っているプロを相手に、模擬面接とフィードバックを何度も重ねることが重要です。
独学で型を身につけたら、早めにプロとの模擬面接を始め、フィードバックを受けながら練習を重ねるのが合格への近道です。コンサルに詳しい転職エージェントなら、選考対策まで無料で相談できます。
- ケース面接は「正解を出す試験」ではなく、面接官との対話そのものが評価される
- 自分の「考え方の癖」は、第三者に見てもらわないと気づきにくい
- 独学で型を覚えたら、早めにプロとの練習を始めて回数を重ねるのが近道
- コンサルに詳しい転職エージェントなら、無料で選考対策まで相談できる
ケース面接は「正解を出す試験」ではない
実際の面接では、考えた答えを提出して終わりではありません。書籍やケース面接ジムのようなWebサービスで練習すれば、「この市場規模はいくらか」「この企業の売上を伸ばすにはどうすればよいか」といった問題について、自分なりの答えを考える力を鍛えられます。
しかし本番では、面接官から次のような質問が続きます。
- 「なぜその前提を置いたのですか?」
- 「ほかの切り口はありませんか?」
- 「その施策は本当に実現できますか?」
その場で相手の意図を理解し、自分の考えを説明し、必要であれば考えを修正していく。
こうした対話そのものがケース面接の一部です。ここは、一人で問題を解いているだけでは再現するのが難しいところです。
自分では気づきにくい「考え方の癖」もある
自分のケース回答を自分で評価するのには限界があります。たとえば、次のような癖があるかもしれません。
- 前提確認が不足している
- 結論を伝えるまでが長い
- 細かく分析しているものの、重要な論点を外している
- フレームワークを使うこと自体が目的になっている
- 数字は出せているが、ビジネスとしての意味づけが弱い
- 面接官から指摘されると、それまでの考えをすべて変えてしまう
本人にとっては自然な考え方なので、自分だけでは意外と気づけません。
第三者に見てもらう価値は、単に「正解を教えてもらうこと」ではなく、自分では見えない改善点を見つけてもらうことにあります。
独学は土台、伸ばすのはプロとの練習
独学と対人練習は、それぞれ得意なことが違います。書籍なら考え方を体系的に学べ、Webサービスなら時間を気にせず何問でも練習できます。ただし、本番で評価される対話力や、自分では見えない弱点は、プロを相手にした練習を重ねてはじめて伸びていきます。
おすすめは、独学で土台を作り、プロとの練習を繰り返す次の流れです。
| ステップ | やること | 使うもの |
|---|---|---|
| ① | 考え方の基本を知る | 書籍・ケース面接ジム(独学) |
| ② | 自分でケース問題を解く | ケース面接ジム・書籍の例題(独学) |
| ③ | 数をこなして考えることに慣れる | ケース面接ジム(独学) |
| ④ | プロを相手にケース面接を練習する | 模擬面接 |
| ⑤ | フィードバックを受ける | 模擬面接 |
| ⑥ | 弱点を潰して、④〜⑤を繰り返す | 模擬面接+書籍・ケース面接ジム |
①〜③は、おすすめ書籍とケース面接ジムを使い、自分のペースで進めます。ある程度解けるようになったら、完璧を待たずに④へ。そこからは④〜⑥を何度も回すことが本番の力になります。スポーツでいえば、基礎練習だけで試合に出るのではなく、コーチに見てもらいながら実戦形式の練習を積み重ねるようなものです。
誰に模擬面接をお願いすればいい?
身近にコンサル経験者がいなければ、コンサル転職を得意とする転職エージェントが選択肢になります。友人や知人にコンサル経験者がいれば、お願いするのも一つの方法です。ただ、そのような人がいない場合も多いでしょう。
コンサル転職に詳しいエージェントであれば、ケース問題を見るだけでなく、転職活動全体について相談できる場合があります。
- 「この経歴からどのような会社を狙えるのか」
- 「ケース面接対策はどのくらい必要なのか」
- 「通常面接では何を聞かれやすいのか」
- 「職務経歴書では何をアピールすべきなのか」
ケース面接は、あくまでコンサル転職の選考プロセスの一部です。応募先やその前後の選考まで知っている人に相談できることにもメリットがあります。
プロに相談するのに、なぜ無料なの?
多くの転職エージェントでは、転職希望者は無料でサービスを利用できます。「転職のプロに選考対策までしてもらうなら、お金がかかるのでは?」と思うかもしれません。これは、転職エージェントのビジネスモデルを理解すると分かりやすくなります。
転職エージェントは、人材を採用したい企業と転職したい人の間に入り、転職を支援するサービスです。一般的な人材紹介では、紹介した転職希望者の採用が決まった場合などに、採用する企業側が紹介手数料を支払います。
お金を払うのは採用企業だけ。だから転職希望者は、相談から選考対策まで無料で受けられます。
転職希望者から相談料を取らなくても、ビジネスとして成立する仕組みになっているわけです。
もちろん、エージェントもビジネスです。紹介された企業に必ず応募する必要はありませんし、紹介された求人が自分に合っているかは自分自身で判断する必要があります。その前提を理解したうえで、情報収集や選考対策に使える無料のリソースの一つとして利用するとよいでしょう。
コンサル転職なら、コンサルに詳しいエージェントを選ぶ
転職エージェントなら、どこでも同じというわけではありません。特にケース面接の相談をしたいのであれば、次の点を確認して選ぶのがおすすめです。
- コンサル業界への転職支援を得意としているか
- ケース面接を含めた選考対策を行っているか
- 自分が検討している企業について情報を持っているか
コンコードエグゼクティブグループ
ケース面接ジムがまずおすすめしたいのが、コンコードエグゼクティブグループです。
実は、運営者である私自身も、過去の転職活動でコンコードエグゼクティブグループにお世話になりました。
ケース面接の模擬練習はもちろん、それ以外にもキャリアの相談から求人の紹介、選考のサポート、年収の交渉まで、手厚く丁寧に支援していただきました。
私を担当してくださった方は、決して無理に転職をさせようとするのではなく、私のキャリアや意向に真摯に向き合ってくださいました。
まずは登録して相談してみるエージェントとして、安心しておすすめできます。
MyVision
もう一つの選択肢が、コンサル転職に特化したMyVisionです。2022年設立と新しい会社ながら、公式サイトでは厚生労働省の公開データにもとづくコンサル業界の支援実績No.1を掲げており、近年急速に伸びているエージェントです。
公式サイトによると、支援している人の約8割がコンサル未経験です。過去数千件の面接データを分析した想定質問と回答例のセットや、元コンサルタントを面接官役にした実践的な模擬面接など、未経験からでも選考に備えられるサポートが用意されています。
たとえば、次のような段階からプロに相談し、練習を重ねていく使い方ができます。
- 「コンサルに興味はあるけれど、自分の経歴でどのような会社を狙えるのか分からない」
- 「独学でケース対策をしているが、現在のレベルで選考に進んでいいのか分からない」
ケース面接ジムである程度練習したら、早い段階で実際の選考を知っているプロに自分の現在地を見てもらいましょう。何を対策すべきかが明確になり、その後の練習の質が大きく変わります。
※相談や転職支援の具体的な内容・利用条件は、各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
相談したら、転職しないといけない?
相談することと、転職を決めることは別です。「コンサルへの転職に興味はあるけれど、本当に転職するかはまだ決めていない」という人もいるでしょう。
その段階なら、次のような情報を集めたうえで、実際に応募するかどうかを考えればよいでしょう。
- 「自分の経歴からどんな選択肢があるのか」
- 「今転職した場合、どのようなキャリアが考えられるのか」
- 「選考に進むなら何を準備すべきなのか」
逆に、すでに応募したい企業が決まっているなら、選考対策について具体的に相談するという使い方もあります。
大切なのは、エージェントに転職先を決めてもらうのではなく、プロが持っている情報やサポートを使いながら自分で判断することです。
ケース面接ジムで練習したら、プロとの練習を重ねよう
プロとの練習を重ねることが、本番への一番の近道です。書籍で考え方を学び、ケース面接ジムでケース問題を何度も解けば、考える土台は作れます。一方、「実際に面接官を前にして説明し切れるか」は、プロを相手に何度も練習しなければ身につきません。
おすすめしたいのは、次のサイクルです。
- 書籍やケース面接ジムで独学する
- ある程度自分で解けるようになる
- プロを相手に模擬面接・フィードバックを受ける
- 弱点を書籍やケース面接ジムで反復する
- 再びプロと練習し、3〜4を繰り返して本番へ
独学でも基礎は身につきますが、本番で通用する力はプロとの練習を重ねることで伸びていきます。
書籍やケース面接ジムで型を作ったら、早めにプロとの模擬面接を始め、フィードバックと反復を繰り返しましょう。
コンサルに詳しい転職エージェントなら、無料で相談できます。まずはプロに今の実力を見てもらうところから始めてみてください。
まだ練習が足りないと感じたら、練習アプリで数問解いてから相談すると効果的です。