東京都内の公園面積は合計何平方キロか|フェルミ推定の解き方と解答例
東京都内にある公園の合計面積を推定してください。
自分で設定する論点
- 対象範囲と面積単位を決め、含める土地利用を自分で定義する
- 総面積から比率で見るか、需要量から逆算するかを選ぶ
- 山地、市街地、休耕地など、除外・補正すべき要素を確認する
- 都市公園に限るか、皇居周辺などの緑地も含むかを決める
最初に確認・宣言すべきこと
- 「公園」の定義は整備された都市公園か、緑地・河川敷も含むか
- 多摩地域・島しょ部も含む東京都全体か、23区か
- 皇居や神社の森は除いてよいか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
東京都の面積は約2,200km²。ただし西側の多摩山地は公園の分布が別物
ヒント2を開く
市街地では「街の何%が公園か」という比率で置ける。住宅地の実感では数%
ヒント3を開く
代々木公園(約0.5km²)など知っている公園のサイズを単位にすると検算できる
考え方
- 都面積を市街地と山地に分け、市街地に公園比率を掛ける
- 公園比率は住宅地の実感(街区に小公園、区に1つ大公園)から数%と置く
- 知っている大公園の面積を物差しにして検算する
解答の流れ
- 東京都面積2,200km²のうち、市街地(区部+多摩の平地)を約1,200km²と置く
- 市街地の公園比率: 住宅地の実感から5% → 1,200 × 5% = 60km²
- 大規模公園・臨海公園・山地の自然公園の一部を20〜30km²上乗せ
- 合計約80〜90km²
- 検算: 代々木公園(0.5km²)の160〜180個分。23区+多摩の大公園の数を考えると自然。結論は約80km²とする
回答例
【結論】東京都内の公園面積は合計約80km²、都面積の約4%と推定します。 【前提】整備された都市公園(街区公園から大規模公園まで)を対象にし、山地の森林そのものは除きます。 【分解式】市街地面積 × 公園比率で出し、大規模公園を上乗せします。 【計算】都面積2,200km²のうち、公園が計画的に配置される市街地は約1,200km²です。住宅地では数百mおきに小公園があり、区に数カ所の大きな公園がある実感から、公園比率を5%とすると60km²。井の頭・水元・葛西臨海などの大規模公園群を20km²ほど上乗せし、約80km²とします。 【検算】代々木公園が約0.5km²なので、その160個分です。23区だけで公園は数千カ所あると考えると、平均数千m²×数千カ所+大公園、という構成で桁が合います。
実際の数値との突き合わせ
東京都 公園調書など: 都内の都市公園面積は約8,000ha(80km²)。1人あたり約5.8m²
40〜200km²に入っていれば桁感OK
よくあるミス
- 都全体2,200km²にそのまま比率を掛け、山地の扱いが曖昧になる
- 公園比率を20%など過大に置く(体感より街の大半は建物と道路)
- 基準になる公園のサイズを知らず、検算ができない
面接官の深掘り質問
1人あたり公園面積を東京とロンドンで比べるとどうなりますか?
東京は80km² ÷ 1,400万人 ≒ 6m²/人。ロンドンやNYは20〜30m²/人と言われる。桁の差を出した上で、地価・都市計画の歴史を理由に挙げる。
公園面積を2倍にするとしたら、どんな方法がありますか?
新規用地は困難なので、河川敷・学校校庭の開放・屋上緑化・再開発時の公開空地義務化など「既存空間の転用」で答える。面積の供給源を構造化する問題。
評価ポイント
- 山地と市街地を分けて母数を絞れた
- 公園比率に住宅地の実感という根拠を添えられた
- 知っている公園を物差しに検算できた
- 「都市公園」という定義を最初に置けた