日本の森林面積はどれくらいか|フェルミ推定の解き方と解答例
日本の森林面積を推定してください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 分解
- 森林面積 = 国土面積 × 各区分の(地形の面積比 × その地形の森林率)の合計
- 主な前提
- 国土面積:3,800万ha、地形の面積比:70%、地形内の森林率:90%、地形の面積比:30%などを計算の前提に置く。
- 推定結果
- 約2,500万ha
最初に確認・宣言すべきこと
- 人工林・天然林の合計でよいか
- 竹林や原野は含むか
- 単位はha・km²のどちらで答えるべきか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
人工林と天然林を合計で答えると先に宣言する。竹林や原野を含めるかも決めておく
ヒント2を開く
森林面積 = 国土面積 × 各区分の(地形の面積比 × その地形の森林率)の合計
ヒント3を開く
国土面積。森林比率
ヒント4を開く
国土3,800万haを山地丘陵70%、平野30%と置き、森林率をそれぞれ90%・7%と仮定。3,800万×(70%×90%+30%×7%)=2,474万haです。
構造図: どう分解して解くか
森林比率の計算根拠
検算山地丘陵の森林率80〜95%なら約2,208万〜2,607万ha。車窓は道路沿いに偏るため別の根拠による検算とはせず、土地被覆図を地域別に集計して確かめます。
回答例(面接での話し方)
1結論
約2,500万ha。地形比率と森林被覆率を別々に仮定した推計です。
2前提
国土の土地被覆としての森林を推定します。統計上の可住地ではなく、地形上の山地・丘陵と平野という仮の区分を使います。
3分解式
森林面積 = 国土面積 × 各区分の(地形の面積比 × その地形の森林率)の合計
4計算
国土3,800万haを山地丘陵70%、平野30%と置き、森林率をそれぞれ90%・7%と仮定。
3,800万×(70%×90%+30%×7%)=2,474万haです。
5検算
山地丘陵の森林率80〜95%なら約2,208万〜2,607万ha。車窓は道路沿いに偏るため別の根拠による検算とはせず、土地被覆図を地域別に集計して確かめます。
よくあるミス
- ha・km²・m²の換算を誤り、桁を外す(1km²=100ha)
- 森林率を3〜4割など低く見積もる(日本は世界トップクラスの森林国)
- 積み上げで入ってしまい、シンプルな比率問題を複雑にする
面接官の深掘り質問
日本は森林が多いのに、なぜ木材を輸入しているのですか?
急峻な地形で伐採・搬出コストが高く、林業の担い手も減少。資源量(ストック)と経済的に使える量(フロー)の差、という構造で説明する。
国内の木材市場規模を概算すると?
木材需要 年間約8,000万m³ × 1m³あたり1.5万円 ≒ 1兆円強。面積からではなく需要側から入り直せるかが見られる。
評価ポイント
- 国土からの比率という最短ルートを選べた
- 可住地3割という相場観を使えた(または実感から導けた)
- haとkm²の単位換算を正確にできた
- 車窓の実感など定性的な裏づけを添えられた