日本の耕地面積はどれくらいか|フェルミ推定の解き方と解答例
田畑を合わせた日本の耕地面積を推定してください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 分解
- 耕地面積 = 平野等の面積 × 農地率 + 平野外の耕地面積
- 主な前提
- 国土面積:3,800万ha、平野等の地形比:30%、農地率:35%、平野外の耕地:50万haなどを計算の前提に置く。
- 推定結果
- 約450万ha
最初に確認・宣言すべきこと
- 田と畑の合計でよいか
- 耕作放棄地・遊休農地は含むか
- 牧草地は含むか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
耕作放棄地を含めるかを先に決める。含めると1割ほど上振れするので、宣言してから積む
ヒント2を開く
耕地面積 = 平野等の面積 × 農地率 + 平野外の耕地面積
ヒント3を開く
平野等の耕地。平野外の耕地: 棚田・丘陵の果樹園等。未検証の補正
ヒント4を開く
地形上の平野等を国土3,800万haの30%=1,140万haと置き、その35%を耕地として399万ha。山麓・丘陵の果樹園、棚田、牧草地等を50万haと仮定し449万haです。
構造図: どう分解して解くか
平野等の耕地の計算根拠
検算平野の農地率30〜40%、平野外30〜70万haなら372万〜526万ha。田と畑の積み上げは、それぞれの推定に同じ農地率を使っていない場合に補助検証になります。
回答例(面接での話し方)
1結論
約450万ha。平野の農地率と平野外の耕地の範囲を明示した中心値です。
2前提
田・普通畑・樹園地・牧草地を含む耕地を対象にし、耕作放棄地を含めるかは別途区分します。今回は現に耕地として維持される土地です。
3分解式
耕地面積 = 平野等の面積 × 農地率 + 平野外の耕地面積
4計算
地形上の平野等を国土3,800万haの30%=1,140万haと置き、その35%を耕地として399万ha。
山麓・丘陵の果樹園、棚田、牧草地等を50万haと仮定し449万haです。
5検算
平野の農地率30〜40%、平野外30〜70万haなら372万〜526万ha。田と畑の積み上げは、それぞれの推定に同じ農地率を使っていない場合に補助検証になります。
よくあるミス
- 森林(2,500万ha)と混同するレベルで比率を外す
- 平地率3割という基礎数字を使えない
- 検算なしで単発の比率だけで終える
面接官の深掘り質問
耕地面積は毎年どのくらい減っていますか?
宅地転用と耕作放棄で年2〜3万ha(0.5%前後)の減少が続く。ピーク(1961年約609万ha)から3割減、とトレンドの起点を示せると強い。
食料自給率をカロリーベースで上げるには、面積はどれだけ必要ですか?
自給率38%→50%には供給カロリー3割増が必要。単収一定なら耕地も3割増=130万ha必要だが現実には不可能なので、単収向上・作物転換・食生活の議論に展開する。
評価ポイント
- 比率を段階的に重ねて絞り込む構造を作れた
- 農地率を平野の土地利用の内訳から根拠立てられた
- 田の推定と畑の積み上げという別ルートで検算できた
- 耕作放棄地の扱いを最初に宣言できた