日本のフィットネスクラブ市場規模はいくらか|フェルミ推定の解き方と解答例
会員数と客単価から日本のフィットネスクラブ市場規模を推定してください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 分解
- 会費市場 = 年平均の有料会員契約数 × 会員数で加重した月会費 × 12
- 主な前提
- 20歳以上:1億人、契約率:4.5%、契約構成比:50%、月会費:7,500円/月などを計算の前提に置く。
- 推定結果
- 約5,000億円
最初に確認・宣言すべきこと
- ヨガ・パーソナルジム・公営ジムも含むか
- 会費収入のみか、物販・プロテイン等も含むか
- オンラインフィットネスは除くか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
総合クラブ・24時間ジム・パーソナル・ヨガのどこまでを含めるかを先に決める。会費収入に絞るかも宣言する
ヒント2を開く
会費市場 = 年平均の有料会員契約数 × 会員数で加重した月会費 × 12
ヒント3を開く
年平均の有料契約。平均月会費。月数
ヒント4を開く
成人1億人×有料契約率4.5%=450万契約。24時間型50%×7,500円+総合40%×8,000円+パーソナル等10%×2万円=月8,950円。450万×8,950円×12=4,833億円です。4.5%は有料利用者率×利用者の平均契約数へ分けられます。1人1契約と近似する今回は4.5%をそのまま使い、無料会員や年度末だけの在籍数を年平均契約数へ代入しません。
構造図: どう分解して解くか
平均月会費の計算根拠
検算契約率3〜6%なら約3,222億〜6,444億円。店舗側で計500万契約と出た場合も、無課金・休会・法人枠を除いた契約と一致するかを確認します。
回答例(面接での話し方)
1結論
会費売上は約5,000億円。全事業売上ではなく年平均の有料契約を対象とした推計です。
2前提
民間フィットネス施設の年間会費売上。物販・都度払い等は除き、契約数と実人数を区別します。
3分解式
会費市場 = 年平均の有料会員契約数 × 会員数で加重した月会費 × 12
4計算
成人1億人×有料契約率4.5%=450万契約。
24時間型50%×7,500円+総合40%×8,000円+パーソナル等10%×2万円=月8,950円。
450万×8,950円×12=4,833億円です。
4.5%は有料利用者率×利用者の平均契約数へ分けられます。1人1契約と近似する今回は4.5%をそのまま使い、無料会員や年度末だけの在籍数を年平均契約数へ代入しません。
5検算
契約率3〜6%なら約3,222億〜6,444億円。店舗側で計500万契約と出た場合も、無課金・休会・法人枠を除いた契約と一致するかを確認します。
よくあるミス
- 参加率を2〜3割とし、市場を数倍に過大化する(それは米国水準)
- 実際に通っている人だけを数え、会費を払う幽霊会員を落とす
- パーソナルジムの高単価に引きずられ平均会費を吊り上げる
面接官の深掘り質問
この市場を2倍にする方法を考えてください。
単価は上げにくいので参加率5%→10%が本丸。非利用層の障壁(時間・心理・料金)別に、24時間・無人・低価格・医療連携などの打ち手を対応させる。
チョコザップの戦略をこの数字から説明すると?
月3,000円×コンビニ型で「参加率の外側」の未経験層を開拓する参加率拡大戦略。既存市場の奪い合いでなく分母を広げた、と構造で説明する。
評価ポイント
- 会員数×会費×12の分解で、会費を業態別の会員構成で加重できた
- 加重平均の後に根拠のない補正をかけずに結論まで積めた
- 店舗数×1店の会員数という供給側で会員数を検算できた
- 米国との参加率比較で市場の伸び代に触れられた