商店街の来客数を増やすには|ケース面接の回答例と進め方
地方商店街の来街者を増やす方法を考えてください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 構造化
- 来街者の増加を新店・イベント・再訪の効果に分け、同じ人の重複を除く。
- ボトルネック
- 店舗間の回遊が増えても、商店街を訪れる人数の増加とは限らない。
- 打ち手
- 夜市と小規模出店を先行。重複を引く前でも日705人増で、目標750人へ追加策が必要。
面接官への確認例
- 「来客」の定義は商店街での購買を伴う来街者でよいか
- 商店街の現状(空き店舗率3割・高齢店主中心、としてよいか)
- 商圏は徒歩・自転車圏の住民が中心でよいか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
「来客」を購買を伴う来街者と定義し、商店街の現状(空き店舗率3割・高齢店主中心)を仮決めしてから始める
ヒント2を開く
平日平均来街 = 月内の平日延べ来街数 ÷ 平日日数
ヒント3を開く
着目した理由:目標は1日1,500人から2,250人への増加です。既存客が店を多く回るだけでは人数は増えないため、来街する理由と再訪の頻度に着目します。 改善すべきこと:商店街を新たに訪れる人と、通常日に再び来る回数を増やす必要があります。同じ日に複数店を回った人は1人として数えます。
ヒント4を開く
平日20日として夜市月2回×追加1,500人÷20=日150人。月のイベント客を重複のない3,000人、その10%が通常日に月2回来るなら日30人です。新店目的客300人と再訪225人を足しても重複や減少分を引く前の合計705人、目標まで45人不足です。
構造図: どう分解して解くか
夜市から通常日再訪の計算根拠
改善候補
着目した理由:目標は1日1,500人から2,250人への増加です。既存客が店を多く回るだけでは人数は増えないため、来街する理由と再訪の頻度に着目します。
改善すべきこと:商店街を新たに訪れる人と、通常日に再び来る回数を増やす必要があります。同じ日に複数店を回った人は1人として数えます。
打ち手と評価
結論
夜市と小規模出店を先行します。重複や減少分を引く前の増加705人/日で目標に45人不足する仮説です。通常日の純増来街者を測り、重複分と不足分を補う施策を追加します。
回答例(面接での話し方)
1前提
平日の来街者を1日1,500人から2,250人へ増やす仮想商店街です。同じ人の同日内の店舗間移動は来街者の純増に数えません。
2現状分析
平日平均来街 = 月内の平日延べ来街数 ÷ 平日日数。
平日20日として夜市月2回×追加1,500人÷20=日150人。
月のイベント客を重複のない3,000人、その10%が通常日に月2回来るなら日30人です。新店目的客300人と再訪225人を足しても重複や減少分を引く前の合計705人、目標まで45人不足です。
3ボトルネック
着目した理由:目標は1日1,500人から2,250人への増加です。既存客が店を多く回るだけでは人数は増えないため、来街する理由と再訪の頻度に着目します。
改善すべきこと:商店街を新たに訪れる人と、通常日に再び来る回数を増やす必要があります。同じ日に複数店を回った人は1人として数えます。
4打ち手
1. 月次テーマ型イベント。訪れるきっかけを作り、イベント後の通常日の再訪にもつなげる。
イベント時だけの集客で日常に波及しないに注意して実行条件を確認します。
2. 空き店舗ポップアップ誘致。既存店にない商品や体験を用意し、これまで来なかった人を呼ぶ。
家主の合意形成に時間に注意して実行条件を確認します。
3. 共通ポイント・回遊設計。次回に使える特典などで再訪を増やす。同日の回遊だけなら来街者増には数えない。
参加店が偏ると機能しないに注意して実行条件を確認します。
入口で同じ人を1日1人と数えた人数を測り、イベント日と通常日を分けます。夜市客3,000人が延べ数なら再訪計算の母数を小さくする必要があります。来街増だけでなく店舗売上と継続運営費も評価します。
5評価と推奨
夜市と小規模出店を先行します。重複や減少分を引く前の増加705人/日で目標に45人不足する仮説です。通常日の純増来街者を測り、重複分と不足分を補う施策を追加します。
よくあるミス
- 単発イベントの列挙で終わり、日常の来街につなげる設計がない
- モールに品揃えで対抗する非現実的な提案
- 誰が実行するのか(運営体制・財源)に触れない
面接官の深掘り質問
イベントの財源はどうしますか?
出店料+自治体の商店街活性化補助+地元企業協賛の3層で組む。継続には補助依存を下げ、出店料で回る規模設計が必要、と持続性で答える。
高齢の店主がやる気を出しません。どうしますか?
全店の合意を待たず、やる気のある2〜3割の店と外部の若手でまず成功例を作り、実利(売上増)で巻き込む。合意形成より実績先行、と実行論で答える。
評価ポイント
- 来街をファネルで分解し、来る理由の不在を特定できた
- 郊外モールと同じ土俵(品揃え)で戦わない軸を選べた
- 空き店舗を資産化する発想があった
- 個店任せでなく全体運営の体制まで踏み込めた