日本に電柱は何本あるか|フェルミ推定の解き方と解答例
道路延長や設置間隔から日本の電柱本数を推定してください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 分解
- 本数 = 電柱設置道路延長 ÷ 設置間隔 × 独立した列数の平均 + 私有地分
- 主な前提
- 道路総延長:130万km、設置割合:80%、道路区間:1,000m、平均設置間隔:45mなどを計算の前提に置く。
- 推定結果
- 約3,500万本
最初に確認・宣言すべきこと
- 電力用と通信用(NTT柱)を両方含むか
- 私有地内の引込柱も含むか
- 地中化された都心部の扱いをどうするか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
電力柱だけを数えるか、通信柱(NTT柱)も合算するかを先に決める。合算すると1.5倍ほどになる
ヒント2を開く
本数 = 電柱設置道路延長 ÷ 設置間隔 × 独立した列数の平均 + 私有地分
ヒント3を開く
電柱のある道路。1kmあたり本数。私有地内の引込柱
ヒント4を開く
道路130万km×設置対象80%=104万km。45m間隔なら約2,311万本。反対側に独立した通信柱がある区間40%として約924万本、私有地200万本を加え約3,436万本、約3,500万本です。平均45m間隔は1kmに約22本を置く仮定です。支持物の強度・電線のたるみ・沿道需要によって変わるため、道路延長から間隔まで一意には導けません。道路延長は統計で確認し、間隔と設置対象率は標本区間の観測で補います。
構造図: どう分解して解くか
1kmあたり本数の計算根拠
検算設置間隔40〜60mなら合計約2,627万〜3,840万本。都市・農村の標本区間で間隔、独立した列数、設置道路率を観測し、人口比率だけの納得感を別の根拠による検算にしません。
回答例(面接での話し方)
1結論
約3,500万本。設置間隔と独立した通信柱の比率が主要な仮定です。
2前提
電力・通信の物理的な電柱の本数を数えます。両社が同じ柱を使う共架は1本とし、私有地の引込柱は道路沿いに含めていない分だけ加えます。
3分解式
本数 = 電柱設置道路延長 ÷ 設置間隔 × 独立した列数の平均 + 私有地分
4計算
道路130万km×設置対象80%=104万km。
45m間隔なら約2,311万本。反対側に独立した通信柱がある区間40%として約924万本、私有地200万本を加え約3,436万本、約3,500万本です。平均45m間隔は1kmに約22本を置く仮定です。
支持物の強度・電線のたるみ・沿道需要によって変わるため、道路延長から間隔まで一意には導けません。道路延長は統計で確認し、間隔と設置対象率は標本区間の観測で補います。
5検算
設置間隔40〜60mなら合計約2,627万〜3,840万本。都市・農村の標本区間で間隔、独立した列数、設置道路率を観測し、人口比率だけの納得感を別の根拠による検算にしません。
よくあるミス
- 道路総延長の桁を大きく外す(130万kmを13万kmなど)
- 幹線道路だけを想定し、生活道路の電柱を落として過小になる
- 無電柱化率を過大に見積もる(実際は全国で1%未満)
面接官の深掘り質問
無電柱化を全国で行うと費用はいくらかかりますか?
3,500万本 ÷ 1kmあたり30本 ≒ 100万kmに対し、地中化コスト1kmあたり5億円 → 500兆円規模。だから幹線に限定される、と数字で政策の現実性を語る。
電柱1本あたりの広告価値はどう考えますか?
通行量×視認率×単価で電柱広告の相場(月数千円)を構造化する。立地で価値が桁で違う点に触れる。
評価ポイント
- 道路延長という母数を選び、式を立ててから数字を決められた
- 道路延長を知らなくても可住地面積から導けた
- 電力柱と通信柱を分け、共架による本数の違いに触れられた
- 人口比・世帯比に落として検算できた