日本で1日に売れるおにぎりは何個か|フェルミ推定の解き方と解答例
コンビニ、スーパー、専門店を含めた1日の販売個数を推定してください。
自分で設定する論点
- 期間と単位をそろえ、実人数か延べ人数かを自分で決める
- 需要が発生する場面、時間帯、チャネルを分けて考える
- 頻度や1拠点あたり数量を仮定し、季節差や平休日差を確認する
- 家庭で作るおにぎりは除き、販売されるものに限定する
最初に確認・宣言すべきこと
- 家庭で握るおにぎりは除いてよいか
- 平日を想定するか、平均的な1日か
- おにぎり以外の米飯類(弁当・寿司)は除くか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
販売チャネルで分けると数えやすい。コンビニが最大チャネル
ヒント2を開く
コンビニは約6万店。1店舗の1日おにぎり販売数を自分の購買経験から置く
ヒント3を開く
スーパー・駅売店・専門店はコンビニの何割か、という相対で置くと速い
考え方
- チャネル別(コンビニ/スーパー/その他)に分解し、最大チャネルから精緻に積む
- 1店舗あたり販売数は、棚の陳列量や補充頻度の実感から仮定する
- 需要側(1人が週に何個買うか)から検算する
解答の流れ
- コンビニ: 6万店 × 1店150個(1日3回補充×50個) = 900万個
- スーパー: 2万店 × 200個 = 400万個
- 駅売店・おにぎり専門店・弁当店などで200万個を加える
- 合計約1,500万個
- 検算: 需要側から見ると1.2億人 × 週0.9個 ÷ 7日 ≒ 1,500万個/日で整合。結論は約1,500万個とする
回答例
【結論】日本で1日に売れるおにぎりは約1,500万個と推定します。 【前提】販売されるおにぎりに限定し、家庭で作るものは除きます。 【分解式】チャネル別に、店舗数 × 1店舗あたり1日販売数で積み上げます。 【計算】最大チャネルのコンビニは約6万店。1日3回の納品で各50個程度売れるとして1店150個、計900万個。スーパーは2万店×200個で400万個。駅売店・専門店・弁当店で200万個を加え、合計約1,500万個です。 【検算】需要側から見ると、1人が週に1個弱買う計算(1,500万個×7日÷1.2億人≒0.9個/週)になり、昼食におにぎりを選ぶ頻度として自然です。供給と需要の両面が合うため、約1,500万個と結論します。
実際の数値との突き合わせ
コンビニ各社の販売データからの業界推計: 1日1,500万個前後(年間50億個超)とする推計が多い
700万〜3,000万個に入っていれば桁感OK
よくあるミス
- 1店舗の販売数を根拠なく500個などと置き、過大になる
- 供給側だけで終わり、需要側の検算をしない
- スーパーや専門店のチャネルを丸ごと落とす
面接官の深掘り質問
おにぎり市場の年間金額規模は?
1,500万個 × 150円 × 365日 ≒ 8,000億円強。個数×単価×日数の変換を素早く。単価はコンビニの値付け実感から。
この10年でおにぎり販売数は増えていると思いますか?
中食化・単身世帯増・高価格帯おにぎり専門店ブームで増加傾向、と生活トレンドを需要ドライバーに結びつけて答える。
評価ポイント
- チャネル分解で最大のコンビニから手をつけられた
- 1店舗あたり販売数に納品回数などの根拠を添えられた
- 需要側(1人あたり頻度)からの検算ができた
- 家庭のおにぎりを除くという範囲設定を宣言できた