日本で1年間に結婚式は何件あるか|フェルミ推定の解き方と解答例
日本で1年間に行われる結婚式の件数を推定してください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 分解
- 国内挙式件数 = 年間婚姻組数 × 国内挙式実施率 + 過年度婚姻分の純繰越
- 主な前提
- 1学年人口:120万人、1組の人数:2人、生涯婚姻割合:75%、再婚等を含む総数:50万組などを計算の前提に置く。
- 推定結果
- 年間約25万件
最初に確認・宣言すべきこと
- 「結婚式」はチャペル等での挙式か、披露宴・フォト婚も含むか
- 再婚カップルの式も含むか
- 対象は日本国内で行われる式でよいか(海外挙式は除くか)
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
「結婚式」を挙式(披露宴の有無は問わない)に限るか、フォト婚まで含むかを先に決める。実施率の見積もり方が変わる
ヒント2を開く
国内挙式件数 = 年間婚姻組数 × 国内挙式実施率 + 過年度婚姻分の純繰越
ヒント3を開く
婚姻組数: 人口構成が安定した近似から50万組と仮置き。挙式実施率
ヒント4を開く
1学年120万人÷2×生涯婚姻割合75%=45万組を、人口構成が安定している場合の年間初婚規模と近似。再婚等を含む婚姻を50万組、国内挙式実施率50%、年をまたぐ純繰越をゼロと置き25万件です。挙式率50%は入籍した組が国内挙式を選ぶ割合です。所得や年齢で分けることはできますが、各層の実施率が未知のままなら見かけの細分化になるので、ここでは40〜60%で感度を見ます。
構造図: どう分解して解くか
婚姻組数の計算根拠
検算婚姻40〜60万組、挙式率40〜60%の組合せなら16万〜36万件。供給側では4,000施設×年60件=24万件ですが、件数の少ない会場・宗教施設を含む施設定義の一致が必要です。
計算の参考にする概数
人口・世帯数など、さまざまな問題に使える概数を押さえましょう。業界ごとの店舗数や利用者数を暗記する必要はありません。購入率や稼働率は、条件を説明して置く仮定です。基礎数値の一覧はフェルミ推定で覚えておくべき基礎数値にまとめています。
- 知識として覚える概数:日本の人口は約1.2億人。総務省の2024年10月1日推計は1億2,380万2千人です。解答の年齢別人口は計算用に丸めた配分で、各年齢の公表値ではありません。 総務省統計局・人口推計(2024年10月)
- 分解の終点:人口・世帯数など広く使う基礎的な概数を押さえ、頻度・購入率・稼働率・商圏は解答上の仮定として説明します。細分化しても各比率の根拠が増えない場合はそこで止め、結論への影響が大きい入力を感度分析・観測で確かめます。
回答例(面接での話し方)
1結論
中心値は年25万件。人口だけで一意に導けず、挙式実施率と婚姻の年次変動に左右されます。
2前提
国内の挙式件数を年単位で推定します。披露宴の有無は問わず、写真撮影だけは除き、同じ組の複数挙式は1件と近似します。
3分解式
国内挙式件数 = 年間婚姻組数 × 国内挙式実施率 + 過年度婚姻分の純繰越
4計算
1学年120万人÷2×生涯婚姻割合75%=45万組を、人口構成が安定している場合の年間初婚規模と近似。
再婚等を含む婚姻を50万組、国内挙式実施率50%、年をまたぐ純繰越をゼロと置き25万件です。挙式率50%は入籍した組が国内挙式を選ぶ割合です。
所得や年齢で分けることはできますが、各層の実施率が未知のままなら見かけの細分化になるので、ここでは40〜60%で感度を見ます。
5検算
婚姻40〜60万組、挙式率40〜60%の組合せなら16万〜36万件。
供給側では4,000施設×年60件=24万件ですが、件数の少ない会場・宗教施設を含む施設定義の一致が必要です。
よくあるミス
- 婚姻「人数」と「組数」を混同して2倍ずれる
- 実施率100%で計算し、ナシ婚を見落とす
- 婚姻率の桁(人口千対4件)を大きく外す
面接官の深掘り質問
ブライダル市場の規模はいくらになりますか?
国内挙式25万件を披露宴付きと家族挙式に分ける。構成80%・20%、単価300万円・50万円なら25万×(80%×300万+20%×50万)=6,250億円。指輪や旅行は別の市場として加え、同じ組の支出を重ねない。
10年後、結婚式の件数はどうなりますか?
婚姻数は若年人口減で年1〜2%減、実施率もナシ婚増で低下。年20万件を割る方向、とドライバー別に方向感を示す。
評価ポイント
- 婚姻組数と挙式実施率の2段構造を最初に示せた
- 婚姻組数を2つのルート(学年人口・婚姻率)で確かめられた
- ナシ婚増加という社会トレンドを実施率に反映できた
- 式場の供給能力から検算できた