ケース面接ジムCase Interview Gym練習を始める
フロー問題難易度: 基礎思考5分 / 回答2分

日本で1日に飲まれるペットボトル飲料は何本か|フェルミ推定の解き方と解答例

日本国内で1日に消費されるペットボトル飲料の本数を推定してください。

この問題をタイマー付きで練習する例題一覧に戻る

まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。

解答・解説を開く

回答の要点

分解
本数/日 = 外出先での消費 + 自宅での消費
主な前提
働く世代・学生:7,000万人、外出日の比率:5/7、消費する確率:60%、1本飲む人の寄与:0.8本などを計算の前提に置く。
推定結果
約6,000万本

最初に確認・宣言すべきこと

  • 500mlと2Lなどサイズを区別するか、本数合計でよいか
  • 水・お茶・ジュース・炭酸などすべての飲料を含むか
  • 自宅で飲む分も含むか

行き詰まったときの段階ヒント

ヒント1を開く

サイズは区別せず本数で数えると先に決める。2Lも500mlも1本

ヒント2を開く

本数/日 = 外出先での消費 + 自宅での消費

ヒント3を開く

外出先で飲む分: 自宅から持参する分もここだけに計上。自宅で飲む分

ヒント4を開く

主な外出層7,000万人×外出日5/7×消費率60%×1.2本=3,600万本。自宅は6,000万世帯×週3本÷7=約2,570万本。ほかの層の外出消費は小さいと仮定し、計約6,170万本、約6,000万本です。自宅週3本は、2L等の大容量を週2本、家庭内で飲む小容量を週1本とした仮定です。外出先の1.2本は購入・持参して飲む人の80%×1本+20%×2本。外出しない日の60%や1.2本を重ねて適用しません。

構造図: どう分解して解くか

ペットボトル飲料約6,000万本/日
外出先で飲む分3,600万本自宅から持参する分もここだけに計上
+
自宅で飲む分約2,570万本
世帯数6,000万×1世帯1日3/7本週3本を自宅で消費
外出先で飲む分の計算根拠
外出先で飲む分3,600万本自宅から持参する分もここだけに計上
働く世代・学生7,000万人
×
外出日の比率5/7
×
消費する確率60%
×
本数1.2本飲む人の80%×1本+20%×2本(仮説)
1本飲む人の寄与0.8本飲む人の80%×1本+2本飲む人の寄与0.4本飲む人の20%×2本
自宅で飲む分の計算根拠
自宅で飲む分約2,570万本
世帯数6,000万
×
1世帯1日3/7本週3本を自宅で消費
自宅での週消費3本大容量2本+小容量1本の仮説÷日数7日

検算外出時消費率40〜80%なら合計約4,970万〜7,370万本。販売量を容量から換算する場合、平均容量は容器サイズの本数構成比で加重し、家庭の2Lと外出先の500mlを混同しません。

計算の参考にする概数

人口・世帯数など、さまざまな問題に使える概数を押さえましょう。業界ごとの店舗数や利用者数を暗記する必要はありません。購入率や稼働率は、条件を説明して置く仮定です。基礎数値の一覧はフェルミ推定で覚えておくべき基礎数値にまとめています。

  • 知識として覚える概数:日本の世帯数は約5,600万〜6,000万。2023年住宅・土地統計調査の総世帯数は5,621万5千世帯です。この解答では計算を簡単にするため6,000万と仮置きし、同じ定義の厳密値とは区別します。人口÷1世帯人数でも規模を確認できますが、世帯人数も外部知識が必要です。 総務省統計局・住宅・土地統計調査(2023年)
  • 分解の終点:人口・世帯数など広く使う基礎的な概数を押さえ、頻度・購入率・稼働率・商圏は解答上の仮定として説明します。細分化しても各比率の根拠が増えない場合はそこで止め、結論への影響が大きい入力を感度分析・観測で確かめます。

回答例(面接での話し方)

1結論

消費は1日約6,000万本。季節差・外出頻度・容器の大きさによる幅を持つ推定です。

2前提

国内で消費されるPETボトル飲料の本数を、外出先と自宅の消費場所で重複しないように分けます。大小の容器とも1本と数えます。

3分解式

本数/日 = 外出先での消費 + 自宅での消費

4計算

主な外出層7,000万人×外出日5/7×消費率60%×1.2本=3,600万本。

自宅は6,000万世帯×週3本÷7=約2,570万本。

ほかの層の外出消費は小さいと仮定し、計約6,170万本、約6,000万本です。自宅週3本は、2L等の大容量を週2本、家庭内で飲む小容量を週1本とした仮定です。

外出先の1.2本は購入・持参して飲む人の80%×1本+20%×2本。外出しない日の60%や1.2本を重ねて適用しません。

5検算

外出時消費率40〜80%なら合計約4,970万〜7,370万本。販売量を容量から換算する場合、平均容量は容器サイズの本数構成比で加重し、家庭の2Lと外出先の500mlを混同しません。

よくあるミス

  • 「自分は1日2本飲む」を全人口に外挿して過大になる
  • 乳幼児・高齢者など消費の少ない層を無視する
  • 年間換算の検算をせず、桁のずれに気づかない

面接官の深掘り質問

ペットボトル飲料の市場規模は?

6,000万本 × 平均単価120円 × 365日 ≒ 2.6兆円。自販機・コンビニ・スーパーで単価が違う点に触れ、平均単価の見積もり方を説明できるとよい。

マイボトル普及で本数は何割減ると思いますか?

置き換わるのは主に「水・お茶の日常消費」。該当が全体の5割、うち2割が置換なら全体で1割減、とセグメント×置換率で構造的に答える。

評価ポイント

  • 外出先と自宅という飲む場面で分け、場面ごとに数えやすい単位を選べた
  • 外出先の消費を外出日の比率・購入確率・本数まで分解できた
  • 自販機・コンビニ・スーパーの販売本数という供給側から検算できた
  • 本数で数えるという定義を最初に宣言できた

Related Practice

次に解きたい問題

フェルミ推定 / ストック問題

日本に傘は何本あるか

家庭、職場、店舗在庫を含めて日本に存在する傘の本数を推定してください。

解答例を見る
フェルミ推定 / ストック問題

日本に自動販売機は何台あるか

飲料以外も含め、日本に設置されている自動販売機の台数を推定してください。

解答例を見る
フェルミ推定 / フロー問題

東京駅の1日の利用者数は何人か

東京駅を1日に利用する人数を推定してください。

解答例を見る
練習

フェルミ推定を本番形式で練習

思考時間と回答時間を区切って、口頭説明まで含めて練習できます。

ランダム出題開始

Related Guides

関連する解説

フェルミ推定の基礎を確認する

問題演習の前後に、基本の流れと評価ポイントを確認できます。

基礎ガイドを見る
フェルミ推定の例題と解き方

ストック問題とフロー問題の違い

フェルミ推定で頻出するストックとフローの見分け方を解説します。

詳細を見る
フェルミ推定の基礎

フェルミ推定の頻出パターン10選

母数の選び方と分解の切り口を軸に、フェルミ推定で繰り返し使う代表的な10のパターンを整理します。

詳細を見る