日本の外食市場規模はいくらか|フェルミ推定の解き方と解答例
人口と外食頻度、単価から日本の外食市場規模を推定してください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 分解
- 市場 = 各区分の(重複のない支出層の人数 × 1人の月外食費 × 12)の合計+ 給食 + 訪日客
- 主な前提
- 対象人口:3,000万人、外食回数:月20回、1回単価:1,500円、月数:12カ月などを計算の前提に置く。
- 推定結果
- 約25兆円
最初に確認・宣言すべきこと
- レストラン・居酒屋などの外食のみか、中食(弁当・惣菜)も含むか
- 給食・社食・ホテル宴会も含むか
- インバウンド客の消費も含むか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
中食(持ち帰り弁当・惣菜)を含めるかを先に決める。含めると市場は5割ほど大きくなる
ヒント2を開く
市場 = 各区分の(重複のない支出層の人数 × 1人の月外食費 × 12)の合計+ 給食 + 訪日客
ヒント3を開く
高頻度層: 3,000万人×月3万円×12。重複のない支出層。一般層: 6,000万人×月1.5万円×12。家族支出は按分。低頻度層: 3,000万人×月5,000円×12。年齢の全人口とは別。給食: 900万人×190食×300円。訪日客: 3,000万人×3万円
ヒント4を開く
高頻度層3,000万人×月3万円、一般層6,000万人×1.5万円、低頻度層3,000万人×5,000円で年23.4兆円。小中給食900万人×190食×300円=0.513兆円、訪日客3,000万人×3万円=0.9兆円。計24.8兆円です。月支出3万円は月20回×1,500円、1.5万円は月10回×1,500円、5,000円は月5回×1,000円の仮定です。各層の人数は頻度別の構成仮説であり、高齢者や家族という重なる属性から直接割り当てません。
構造図: どう分解して解くか
高頻度層の計算根拠
一般層の計算根拠
低頻度層の計算根拠
検算一般層の月支出が1万〜2万円なら総額は約21.2兆〜28.4兆円。学校以外の給食等が抜けているため、含む市場統計と比較するなら範囲を追加・統一します。
回答例(面接での話し方)
1結論
仮の支出構成では約25兆円。層の人口配分と家族支出の按分が主要な前提です。
2前提
国内の飲食サービスへの支出。家計の外食に給食・訪日客を加えます。持ち帰り惣菜を含める場合は別項とし、今回は除きます。
3分解式
市場 = 各区分の(重複のない支出層の人数 × 1人の月外食費 × 12)の合計+ 給食 + 訪日客
4計算
高頻度層3,000万人×月3万円、一般層6,000万人×1.5万円、低頻度層3,000万人×5,000円で年23.4兆円。
小中給食900万人×190食×300円=0.513兆円、訪日客3,000万人×3万円=0.9兆円。
計24.8兆円です。月支出3万円は月20回×1,500円、1.5万円は月10回×1,500円、5,000円は月5回×1,000円の仮定です。
各層の人数は頻度別の構成仮説であり、高齢者や家族という重なる属性から直接割り当てません。
5検算
一般層の月支出が1万〜2万円なら総額は約21.2兆〜28.4兆円。学校以外の給食等が抜けているため、含む市場統計と比較するなら範囲を追加・統一します。
よくあるミス
- 自分(外食が多い層)の支出を全人口に外挿して過大になる
- 夜の宴会・アルコールの高単価を忘れて過小になる
- 外食と中食の線引きが最後まで曖昧
面接官の深掘り質問
外食市場はコロナ前後でどう変わりましたか?
2019年約26兆→2020年に2割超減→宴会・深夜需要を残して回復。「戻らない需要(職場飲み会)」と「新しい需要(中食・デリバリー)」を分けて答える。
デリバリー市場はこのうちどのくらいですか?
フードデリバリーは約8,000億円規模。外食全体の3%程度で、都市部・若年層に偏在。全体に対する比率で位置づけられるか。
評価ポイント
- ライフスタイル別に外食支出を分けられた
- 自分の家計実感を仮定の根拠に使えた
- 中食を含むかの範囲を最初に宣言できた
- 1人1日あたりに直して検算できた