駅前ラーメン店1店舗の月商はいくらか|フェルミ推定の解き方と解答例
席数、回転率、客単価、営業日から駅前ラーメン店の月商を推定してください。
自分で設定する論点
- 対象店舗や拠点の標準像を自分で置く
- 客数、客単価、営業時間、営業日など、売上式の変数を選ぶ
- 立地差、時間帯差、繁忙期をどう補正するか考える
- 個人経営の標準的な店を想定し、席数と営業時間を自分で置く
最初に確認・宣言すべきこと
- 個人経営の標準的な店(チェーンではない)を想定してよいか
- 昼夜両方の営業か
- 出前・テイクアウトは含まないでよいか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
売上 = 席数 × 回転数 × 客単価 × 営業日数
ヒント2を開く
ラーメンは食事時間15〜20分と回転が速い。ピーク1時間で席は2〜3回転しうる
ヒント3を開く
客単価はラーメン900円+トッピング・ビールで1,000円強
考え方
- 席数×回転で1日客数を出し、客単価を掛ける
- 回転数は昼ピーク・夜ピーク・アイドルに分けて積む
- 1日の客数を「昼何人・夜何人」の実感と突き合わせる
解答の流れ
- 標準店: カウンター中心の15席と置く
- 昼ピーク2時間×2回転 + 夜4時間×1回転 + その他0.5回転相当 ≒ 1日9回転分
- 1日客数 = 15席 × 9回転 ≒ 130人…は多めなので、空席率を見て100人とする
- 日商 = 100人 × 1,050円 ≒ 10.5万円
- 月26日営業で月商約270万円。結論は約250万〜300万円とする
回答例
【結論】駅前ラーメン店の月商は約270万円と推定します。 【前提】カウンター15席、昼夜営業の個人店を想定します。 【分解式】月商 = 1日客数(席数 × 回転数) × 客単価 × 営業日数。 【計算】昼の2時間はほぼ満席で2回転、夜は4時間で計1回転強、その他の時間で0.5回転相当とすると、満席換算で1日8〜9回転です。空席をならして1日客数を約100人とします。客単価はラーメン900円にトッピングやビールが乗って約1,050円。日商10.5万円、月26日営業で約270万円です。 【検算】ラーメン店の損益分岐は月商200万円前後と言われます。駅前立地で行列のできる店なら400万円超、평均的な店で250万円前後という業界感覚に合います。
実際の数値との突き合わせ
飲食業界の目安: 個人ラーメン店の平均月商は200万〜300万円。繁盛店は500万円超
100万〜600万円に入っていれば桁感OK
よくあるミス
- 終日満席の回転で計算して1.5〜2倍に過大化する
- 客単価をラーメン単品価格のみで置く
- 営業日数を30日にして休業日を忘れる
面接官の深掘り質問
この店の利益はいくら残りますか?
月商270万から原価3割・人件費(店主+バイト)70万・家賃30万を引くと、店主の取り分は50万〜70万円。個人飲食店のP/L構造を概算できるか。
月商を1.5倍にするには何をしますか?
ボトルネックは昼ピークの席数。回転をさらに上げる(券売機・提供速度)か、アイドルタイムの需要創出(限定メニュー)か、単価(トッピング率)か。制約から打ち手を選ぶ。
評価ポイント
- 席数×回転という飲食の定石で分解できた
- 昼夜の回転差を分けて積めた
- 客単価にサイドメニューの上乗せを織り込めた
- 損益分岐という経営目線の検算ができた