美容室1店舗の月商はいくらか|フェルミ推定の解き方と解答例
スタイリスト数、回転、単価から美容室1店舗の月商を推定してください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 分解
- 月商 = スタイリスト数 × 営業時間 ÷ 1客の担当拘束時間 × 稼働率 × 客単価 × 営業日
- 主な前提
- スタイリスト:2人、営業時間:10時間/日、1客の担当拘束:1.2時間、担当時間の稼働率:70%などを計算の前提に置く。
- 推定結果
- 約220万円/月
最初に確認・宣言すべきこと
- 個人経営の小規模店を想定してよいか
- 物販(シャンプー等)の売上も含むか
- スタイリスト何人の店を標準とするか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
スタイリスト何人の個人経営店を標準とするかを先に決める。ここを決めないと生産能力が計算できない
ヒント2を開く
月商 = スタイリスト数 × 営業時間 ÷ 1客の担当拘束時間 × 稼働率 × 客単価 × 営業日
ヒント3を開く
スタイリスト。1人1日の客数: 10h÷担当拘束1.2h×70%。1.2h=カット0.75h×50%+カラー等1.65h×50%。客単価: 5,000円×50%+10,000円×50%。営業日
ヒント4を開く
1客の担当拘束1.2時間、10時間営業、稼働70%なら1人日5.83客。単価はカット5,000円とカラー等込み10,000円が半々で7,500円。2人×5.83客×7,500円×25日=約219万円です。担当拘束1.2時間はカット0.75時間とカラー等込み1.65時間が半々の平均です。薬剤を置く時間を全てスタイリストの拘束に含めず、施術・片付け・同時対応を整理した仮定にします。
構造図: どう分解して解くか
検算稼働50〜85%なら月156万〜266万円。アシスタントの同時処理や席数が上限にならないかを確認し、給与から売上を逆算した値は収益性の確認にとどめます。
回答例(面接での話し方)
1結論
この人員・単価なら月商約220万円。担当時間と稼働率に依存します。
2前提
スタイリスト2人・アシスタント1人の美容室で、物販を除く月の施術売上を推定します。
3分解式
月商 = スタイリスト数 × 営業時間 ÷ 1客の担当拘束時間 × 稼働率 × 客単価 × 営業日
4計算
1客の担当拘束1.2時間、10時間営業、稼働70%なら1人日5.83客。単価はカット5,000円とカラー等込み10,000円が半々で7,500円。
2人×5.83客×7,500円×25日=約219万円です。
担当拘束1.2時間はカット0.75時間とカラー等込み1.65時間が半々の平均です。薬剤を置く時間を全てスタイリストの拘束に含めず、施術・片付け・同時対応を整理した仮定にします。
5検算
稼働50〜85%なら月156万〜266万円。アシスタントの同時処理や席数が上限にならないかを確認し、給与から売上を逆算した値は収益性の確認にとどめます。
よくあるミス
- 席数×回転で計算し、施術者がボトルネックである構造を外す
- 毎日満枠(稼働率100%)で計算する
- 客単価をカット料金のみで計算し、カラー・パーマの構成を忘れる
面接官の深掘り質問
この店の利益はいくら残りますか?
月商約220万円から材料10%=22万円、家賃20万円、アシスタント25万円に加え、2人のスタイリストの労務費と光熱・広告・償却等を引く。仮にスタイリスト各35万円、その他25万円なら利益58万円。オーナー報酬と事業利益を分ける。
月商を1.5倍にする打ち手は?
スタイリスト・席・アシスタントのどこが制約かを予約データで確認する。稼働70%を100%へ上げても約1.43倍なので、それだけでは1.5倍に足りない。単価、担当時間、増員を比較し、品質と追加費用も評価する。
評価ポイント
- 生産能力を席数でなく施術者の手数で捉えられた
- 1日客数を施術時間から逆算できた
- メニュー構成で客単価のミックスを作れた
- 業界全体(市場規模÷店舗数)との関係に触れられた