ケース面接ジム
ユニットベース難易度: 標準思考7分 / 回答3

全国のタクシーの年間走行距離は合計何kmかフェルミ推定解き方と解答例

台数と1台あたり稼働距離から、全国のタクシーの年間走行距離を推定してください。

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自分で設定する論点

  • 推定対象を台数、店舗数、席数などのユニットに分解する
  • 1ユニットあたりの稼働時間、回転率、生産量を自分で仮定する
  • 繁忙差、低稼働分、平均値の置き方をレンジで確認する
  • 法人タクシーと個人タクシーを合算するか、範囲を決める

最初に確認・宣言すべきこと

  • 法人・個人タクシーの両方を含むか
  • ハイヤーや配車アプリ専業車両は含むか
  • 実車(客を乗せた)距離か、回送を含む総走行距離か

行き詰まったときの段階ヒント

ヒント1を開く

全体 = 台数 × 1台あたり年間走行距離、のシンプルな掛け算

ヒント2を開く

タクシーは全国に20万〜30万台。都市の交通量の実感から補正する

ヒント3を開く

1台の1日走行は、営業時間×平均速度、または乗車回数×1回あたり距離で置ける

考え方

  • 台数と1台あたり距離の2つのユニットに分ける
  • 1台の1日走行距離を営業時間×走行割合×平均時速で組み立てる
  • 隔日勤務など稼働日数の現実を織り込む

解答の流れ

  1. 台数: 法人約20万台+個人約3万台で約25万台と置く
  2. 1日走行: 営業18時間のうち走行が5割、市街地の平均時速20km → 約180km/日
  3. 稼働日数: 隔日勤務や車両整備を考え、車両あたり年間250日稼働と置く
  4. 1台あたり年間 180km × 250日 = 4.5万km
  5. 合計 25万台 × 4.5万km ≒ 110億km。低稼働の地方車両を割り引き、結論は約100億kmとする

回答例

【結論】全国のタクシーの年間走行距離は合計約100億kmと推定します。 【前提】法人・個人タクシーを合わせ、回送を含む総走行距離を数えます。 【分解式】総走行距離 = 台数 × 1台あたり1日走行距離 × 年間稼働日数。 【計算】台数は法人約20万台、個人約3万台で計25万台とします。1台の1日は、18時間営業のうち半分を走行に使い、市街地平均時速20kmで約180km。隔日勤務や整備日を考えて車両は年250日稼働とすると、1台あたり年4.5万kmです。25万台 × 4.5万km ≒ 110億km、地方の低稼働車を割り引いて約100億kmとします。 【検算】1台年4.5万kmは自家用車(年1万km)の4〜5倍で、営業車として自然な水準です。地球25万周分という規模感になります。

実際の数値との突き合わせ

全国ハイヤー・タクシー連合会の統計: 法人・個人合計約30万台、総走行キロは年間100億km規模
50億〜200億kmに入っていれば桁感OK

よくあるミス

  • 1日の走行を500kmなど高速道路並みに置く(市街地の低速を忘れる)
  • 365日フル稼働と置き、隔日勤務の実態を落とす
  • 台数の桁を外す(タクシーは乗用車全体の0.4%程度)

面接官の深掘り質問

タクシー業界全体の年間売上はいくらになりますか?

総走行100億kmのうち実車率45% × 1kmあたり運賃400円 ≒ 1.8兆円。距離→売上の変換に実車率という業界特有の係数を挟めるか。

ライドシェア解禁で走行距離はどう変わると思いますか?

供給不足の深夜・地方で走行が増える一方、既存タクシーと奪い合いも起きる。総需要(移動回数)が増えるのか、担い手が変わるだけかを分けて答える。

評価ポイント

  • 台数×単位距離×稼働日数の3要素に分解できた
  • 1日距離を営業時間と平均時速から組み立てられた
  • 自家用車との倍率で単位あたりの妥当性を確認できた
  • 実車と総走行の定義差に触れられた

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練習

フェルミ推定を本番形式で練習

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