ケース面接ジムCase Interview Gym練習を始める
ユニットベース難易度: 標準思考7分 / 回答3分

映画館1館の年間来場者数は何人か|フェルミ推定の解き方と解答例

スクリーン数、席数、稼働率から映画館1館の年間来場者数を推定してください。

この問題をタイマー付きで練習する例題一覧に戻る

まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。

解答・解説を開く

回答の要点

分解
年間入場者 = スクリーン数 × 席数 × 日上映回数 × 座席稼働率 × 営業日数
主な前提
スクリーン数:8室、1室の平均席:150席、1日の営業時間:12.5時間、1回の占有時間:2.5時間などを計算の前提に置く。
推定結果
約34万人/年

最初に確認・宣言すべきこと

  • 郊外の標準的なシネコンを想定してよいか
  • 来場者は有料入場者のみか、招待・無料も含むか
  • 年間は繁忙期・閑散期をならした平均でよいか

行き詰まったときの段階ヒント

ヒント1を開く

郊外の標準的なシネコン1館を想定すると宣言する。スクリーン数と席数は自分で決める

ヒント2を開く

年間入場者 = スクリーン数 × 席数 × 日上映回数 × 座席稼働率 × 営業日数

ヒント3を開く

1日の来場者。営業日

ヒント4を開く

8×150席×5回=1日6,000枚のチケット。平日10%、週末30%、同じ上映回数なら加重平均(5×10%+2×30%)/7=15.7%。6,000×15.7%×360日=約33.9万人です。日5回上映は1回の本編2時間+入替0.5時間を12.5時間営業で回す想定です。8スクリーンは複数の作品を上映する館を想定した仮定、150席は10列×15席の客席を想定します。稼働率も仮定です。稼働率を満席になる最大能力から導くことはできません。

構造図: どう分解して解くか

映画館1館の来場者約34万人/年8スクリーンのシネコン。全国平均とは別
1日の来場者約943人
1日の座席供給6,000席×稼働率15.7%(平日10%×5日+週末30%×2日)÷7日
×
営業日360日
1日の来場者の計算根拠
1日の来場者約943人
1日の座席供給6,000席
席数1,200席8スクリーン×150席
スクリーン数8室想定する館の設備×1室の平均席150席10列×15席の室を想定
×
上映回数5回12.5時間÷(本編2時間+入替0.5時間)=5回
1日の営業時間12.5時間÷1回の占有時間2.5時間本編2時間+入替0.5時間
×
稼働率15.7%(平日10%×5日+週末30%×2日)÷7日
週の稼働率の合計110%日平日10%×5日+週末30%×2日÷1週間7日

検算稼働率10〜20%なら年21.6万〜43.2万人です。基本の試算では、平日600人・週末1,800人で1週間6,600人、1日平均約943人。約943人×360日でも年約34万人となります。実際の館の来場記録があれば稼働率を照合します。全国の映画館数や年間入場者数を暗記する必要はありません。

回答例(面接での話し方)

1結論

標準シネコンは年約34万人、概数で30万人規模。作品と館の規模で大きく変わります。

2前提

8スクリーンのシネコン1館を想定し、年間の延べ入場者数を推定します。全国の映画館数や入場者数の知識は使いません。スクリーン数・席数・稼働率は、この解答で置く仮定です。

3分解式

年間入場者 = スクリーン数 × 席数 × 日上映回数 × 座席稼働率 × 営業日数

4計算

8×150席×5回=1日6,000枚のチケット。

平日10%、週末30%、同じ上映回数なら加重平均(5×10%+2×30%)/7=15.7%。

6,000×15.7%×360日=約33.9万人です。

日5回上映は1回の本編2時間+入替0.5時間を12.5時間営業で回す想定です。8スクリーンは複数の作品を上映する館を想定した仮定、150席は10列×15席の客席を想定します。稼働率も仮定です。

稼働率を満席になる最大能力から導くことはできません。

5検算

稼働率10〜20%なら年21.6万〜43.2万人です。基本の試算では、平日600人・週末1,800人で1週間6,600人、1日平均約943人。約943人×360日でも年約34万人となります。

実際の館の来場記録があれば稼働率を照合します。全国の映画館数や年間入場者数を暗記する必要はありません。

よくあるミス

  • 稼働率を50%以上に見積もる(映画館の平均は想像よりずっと低い)
  • 上映回数を考慮せず、席数×365日で計算する
  • ヒット作の週末の実感で年間をならしてしまう

面接官の深掘り質問

この映画館の年間売上を概算すると?

年間約34万人×(チケット1,400円+飲食等400円)=約6.12億円。飲食等の売上構成比は400/1,800=約22%。売上構成比と利益への寄与率は別に評価する。

動画配信の普及で映画館はどう生き残るべきですか?

「家で観られる体験」との差分=大画面・音響・イベント性に投資する方向(IMAX、応援上映、ライブビューイング)。稼働率の低い平日昼の別用途活用も論点。

評価ポイント

  • 席数×回転×稼働率という箱ビジネスの定石で分解できた
  • 平日と週末の稼働差を加重平均で処理できた
  • 全国入場者数からの割り戻しで検算できた
  • 「標準的な1館」の定義を最初に宣言できた

Related Practice

次に解きたい問題

ケース面接 / 売上向上

映画館の売上を増やすには

映画館チェーンの売上向上策を提案してください。

解答例を見る
フェルミ推定 / ユニットベース

全国のタクシーの年間走行距離は合計何kmか

台数と1台あたり稼働距離から、全国のタクシーの年間走行距離を推定してください。

解答例を見る
フェルミ推定 / ユニットベース

コンビニ1店舗の1日の売上はいくらか

客数と客単価から、コンビニ1店舗の1日の売上(日販)を推定してください。

解答例を見る
練習

フェルミ推定を本番形式で練習

思考時間と回答時間を区切って、口頭説明まで含めて練習できます。

ランダム出題開始

Related Guides

関連する解説

フェルミ推定の基礎を確認する

問題演習の前後に、基本の流れと評価ポイントを確認できます。

基礎ガイドを見る
フェルミ推定の基礎

フェルミ推定の頻出パターン10選

母数の選び方と分解の切り口を軸に、フェルミ推定で繰り返し使う代表的な10のパターンを整理します。

詳細を見る
フェルミ推定の例題と解き方

ユニットベースの解き方(店舗・座席あたりで概算する型)

店舗、車両、席数などの単位あたりの生産性から全体を推定する、ユニットベースの解き方を整理します。

詳細を見る