回転寿司1店舗で1日に出る皿数は何皿か|フェルミ推定の解き方と解答例
席数と回転率から、回転寿司チェーン1店舗で1日に提供される皿数を推定してください。
自分で設定する論点
- 推定対象を台数、店舗数、席数などのユニットに分解する
- 1ユニットあたりの稼働時間、回転率、生産量を自分で仮定する
- 繁忙差、低稼働分、平均値の置き方をレンジで確認する
- 郊外の大型チェーン店を標準として想定する
最初に確認・宣言すべきこと
- 郊外型の大手チェーン店(100席超)を想定してよいか
- 皿数はデザート・サイドメニューの皿も含むか
- 平日と休日をならした平均でよいか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
皿数 = 客数 × 1人あたり皿数。客数は席数×回転数から
ヒント2を開く
郊外大型店は150席前後。食事時間30〜40分で、ピーク時は1時間で席が1回転以上する
ヒント3を開く
1人あたり皿数は自分の実感で8〜12皿。子どもは少なく大人は多い
考え方
- 席数×回転数で客数を出し、1人あたり皿数を掛ける
- 回転数はピーク(昼2時間・夜3時間)とアイドルで分けて積む
- 平日と休日の客数差を加重してならす
解答の流れ
- 郊外大型店: 150席と置く
- 休日: ピーク5時間×席回転1.2 + アイドル5時間×0.3 ≒ 客数1,100人
- 平日: 休日の6割 ≒ 650人。週平均で1日約780人
- 1人あたり皿数: 大人10皿・子ども5皿のミックスで平均8皿
- 皿数 = 780人 × 8皿 ≒ 6,200皿。結論は1日約6,000皿、レンジ3,000〜8,000皿とする
回答例
【結論】郊外の大型回転寿司店では、1日約6,000皿が提供されると推定します。 【前提】150席規模の大手チェーン郊外店を想定し、サイドメニューの皿も含めます。 【分解式】皿数 = 客数(席数 × 回転数) × 1人あたり皿数。 【計算】休日は昼夜のピーク5時間で席が1時間に1.2回転、その他の時間は0.3回転として約1,100人。平日はその6割の650人で、週平均では1日約780人です。1人あたりは大人10皿・子ども5皿のミックスで平均8皿とすると、780人 × 8皿 ≒ 6,200皿となります。 【検算】1皿120円平均とすると日商約75万円、年商2.7億円。大手チェーンの1店舗あたり売上(2〜3億円)と整合するため、約6,000皿と結論します。
実際の数値との突き合わせ
大手チェーンの公表値からの業界目安: 大型店では1日数千皿(2,000〜6,000皿)規模。1店舗年商は2〜3億円
1,000〜10,000皿に入っていれば桁感OK
よくあるミス
- 終日ピークの回転で計算して2倍以上過大になる
- 1人あたり皿数を大人基準の12皿一律で置く
- 皿単価の多様化(100〜300円)を無視して検算が粗くなる
面接官の深掘り質問
この店の食材廃棄を減らすにはどうしますか?
レーン流し(見込み生産)から注文式(受注生産)への移行が本質。需要予測AI・レーン廃棄率のKPI化に触れ、体験価値とのトレードオフも指摘する。
全国の回転寿司市場の規模は?
大手4社+その他で約2,000店 × 年商2.5億円 ≒ 5,000億円。実際の市場推計は7,000億円規模。1店の推定を市場に拡張できるか。
評価ポイント
- 席数×回転×皿数という3段の掛け算を組めた
- ピークとアイドル、平日と休日を分けてならせた
- 1人あたり皿数を客層ミックスで置けた
- 皿数→売上→年商の変換で妥当性を確認できた