コインランドリー1店舗の月商はいくらか|フェルミ推定の解き方と解答例
機器数と稼働率から、コインランドリー1店舗の月商を推定してください。
自分で設定する論点
- 対象店舗や拠点の標準像を自分で置く
- 客数、客単価、営業時間、営業日など、売上式の変数を選ぶ
- 立地差、時間帯差、繁忙期をどう補正するか考える
- 住宅街の無人標準店を想定すると宣言する
最初に確認・宣言すべきこと
- 住宅街の無人店を想定してよいか
- 洗濯機・乾燥機の構成はどう置くか
- 併設カフェなどの副収入は含まないでよいか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
売上 = 機器ごとの(稼働回数 × 単価)の合計。洗濯と乾燥で単価が違う
ヒント2を開く
標準店は洗濯機4〜6台+乾燥機8〜10台。乾燥機の方が回る
ヒント3を開く
稼働は週末と雨の日に集中する。平均稼働率は意外と低い
考え方
- 機器タイプ別に台数×1日稼働回数×単価で積む
- 週末・雨天への需要集中を稼働率のならしに反映する
- 「1日に店の前を通ると何回稼働を見るか」という実感で検算する
解答の流れ
- 機器構成: 洗濯機5台(1回600円)、乾燥機8台(1回100円/10分、平均400円利用)と置く
- 洗濯機: 1台1日4回転 × 5台 × 600円 = 1.2万円
- 乾燥機: 1台1日5回転 × 8台 × 400円 = 1.6万円
- 日商 ≒ 2.8万円、雨天・週末の上振れ込みで月商 2.8万 × 30日 ≒ 85万円
- 結論は約80万〜90万円、レンジ50万〜150万円とする
回答例
【結論】コインランドリー1店舗の月商は約85万円と推定します。 【前提】住宅街の無人店で、洗濯機5台・乾燥機8台の標準構成を想定します。 【分解式】月商 = Σ(機器タイプ別の台数 × 1日稼働回数 × 単価) × 30日。 【計算】洗濯機は1回600円で1台1日4回転、5台で1.2万円。乾燥機は布団や雨の日需要で回転が高く、1回平均400円で1台5回転、8台で1.6万円。日商約2.8万円、月商で約85万円です。需要は週末と雨天に集中するため、平日昼の稼働率は低くてもこの水準になります。 【検算】無人で人件費ゼロ、主コストは家賃(月15万)と水道光熱・機器償却(計30万)なので、月商85万円で利益が残る構造です。投資回収の観点からも成立する数字であり、店舗数が増え続けている実態と整合します。
実際の数値との突き合わせ
業界目安: 無人標準店の月商は50万〜100万円程度とされる
30万〜200万円に入っていれば桁感OK
よくあるミス
- 全機器が終日フル稼働の前提で数倍に過大化する
- 乾燥機の存在(実は売上の主力)を落とす
- 月商と日商を混同する
面接官の深掘り質問
コインランドリー投資は儲かると思いますか?
月商85万-費用45万=利益40万に対し初期投資3,000万円なら回収6年強。土地保有者には有利、テナント借りだと家賃次第、と投資回収の式で答える。
売上を伸ばすとしたら何をしますか?
稼働率の低い平日昼の需要創出(布団・スニーカー洗いの訴求、アプリの空き状況表示)と客単価(大型機への誘導)。設備産業は稼働率が本丸、と構造から選ぶ。
評価ポイント
- 洗濯機と乾燥機で単価・回転を分けられた
- 週末・雨天への需要集中をならして置けた
- 無人型のコスト構造(採算)から検算できた
- 標準店の機器構成を現実的に置けた