ケース面接ジムCase Interview Gym練習を始める
ストック問題難易度: 基礎思考5分 / 回答2分

日本に猫は何匹いるか|フェルミ推定の解き方と解答例

日本国内で飼育されている猫の総数を推定してください。

この問題をタイマー付きで練習する例題一覧に戻る

まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。

解答・解説を開く

回答の要点

分解
飼育頭数 = 各区分の(住宅別世帯数 × 猫飼育率)の合計× 飼育世帯の平均頭数
主な前提
全国の世帯:6,000万世帯、住宅の構成比:50%、飼育率:18%、ペット可物件:20%などを計算の前提に置く。
推定結果
約1,000万匹

最初に確認・宣言すべきこと

  • 対象は飼い猫のみか、野良猫や保護施設の猫も含むか
  • 時点は現在のスナップショットでよいか
  • ペットショップなど販売在庫の猫は含めるか

行き詰まったときの段階ヒント

ヒント1を開く

飼い猫に限るか、野良猫や保護施設の猫も含むかを最初に宣言する。野良を含めると1〜2割上振れする

ヒント2を開く

飼育頭数 = 各区分の(住宅別世帯数 × 猫飼育率)の合計× 飼育世帯の平均頭数

ヒント3を開く

猫飼育世帯。1世帯あたり頭数: 飼育世帯の70%×1匹+30%×2.3匹

ヒント4を開く

戸建ての飼育率18%、集合住宅は猫を飼える世帯20% × そのうち飼う割合30% = 6%と置き、飼育世帯は540万+180万=720万。平均頭数は70%×1匹+30%×2.3匹=1.39匹で、約1,001万匹です。住宅別の3,000万世帯は総世帯6,000万×構成比50%です。集合住宅の飼育可能率は賃貸70%×可能率10%+分譲30%×可能率50%=22%を20%へ概算します。各比率は仮定であり、戸建ての18%を裏付けなくさらに分割しても精度は上がりません。

構造図: どう分解して解くか

飼い猫の数約1,000万匹
猫飼育世帯720万世帯
戸建て540万世帯+集合住宅180万世帯
×
1世帯あたり頭数1.39匹飼育世帯の70%×1匹+30%×2.3匹
1匹の世帯の寄与0.7匹飼育世帯70%×1匹+複数飼育の寄与0.69匹飼育世帯30%×平均2.3匹
猫飼育世帯の計算根拠
猫飼育世帯720万世帯
戸建て540万世帯
世帯数3,000万全国6,000万世帯×住宅構成50%(仮説)
全国の世帯6,000万世帯基礎数値を計算用に丸める×住宅の構成比50%戸建て・集合を半々とする仮説
×
飼育率18%戸建て世帯の割合として仮置き
+
集合住宅180万世帯
世帯数3,000万全国6,000万世帯×住宅構成50%(仮説)
全国の世帯6,000万世帯基礎数値を計算用に丸める×住宅の構成比50%戸建て・集合を半々とする仮説
×
ペット可物件20%賃貸70%×10%+分譲30%×50%≒20%
×
うち猫を飼う30%

検算戸建て飼育率を13〜23%に振ると、他条件一定で約790万〜1,210万匹。最優先で確かめるのは戸建ての猫飼育率です。別途、猫用フードの年間消費量÷1匹の年間消費量で独立に検算します。

計算の参考にする概数

人口・世帯数など、さまざまな問題に使える概数を押さえましょう。業界ごとの店舗数や利用者数を暗記する必要はありません。購入率や稼働率は、条件を説明して置く仮定です。基礎数値の一覧はフェルミ推定で覚えておくべき基礎数値にまとめています。

  • 知識として覚える概数:日本の世帯数は約5,600万〜6,000万。2023年住宅・土地統計調査の総世帯数は5,621万5千世帯です。この解答では計算を簡単にするため6,000万と仮置きし、同じ定義の厳密値とは区別します。人口÷1世帯人数でも規模を確認できますが、世帯人数も外部知識が必要です。 総務省統計局・住宅・土地統計調査(2023年)
  • 分解の終点:人口・世帯数など広く使う基礎的な概数を押さえ、頻度・購入率・稼働率・商圏は解答上の仮定として説明します。細分化しても各比率の根拠が増えない場合はそこで止め、結論への影響が大きい入力を感度分析・観測で確かめます。

回答例(面接での話し方)

1結論

家庭の飼い猫は中心値約1,000万匹。飼育率の仮定により数百万匹は動く推定です。

2前提

日本の家庭で飼われる猫を数えます。野良猫・施設飼育は除き、世帯数6,000万、戸建てと集合住宅は各3,000万世帯と仮置きします。

3分解式

飼育頭数 = 各区分の(住宅別世帯数 × 猫飼育率)の合計× 飼育世帯の平均頭数

4計算

戸建ての飼育率18%、集合住宅は猫を飼える世帯20% × そのうち飼う割合30% = 6%と置き、飼育世帯は540万+180万=720万。

平均頭数は70%×1匹+30%×2.3匹=1.39匹で、約1,001万匹です。

住宅別の3,000万世帯は総世帯6,000万×構成比50%です。

集合住宅の飼育可能率は賃貸70%×可能率10%+分譲30%×可能率50%=22%を20%へ概算します。

各比率は仮定であり、戸建ての18%を裏付けなくさらに分割しても精度は上がりません。

5検算

戸建て飼育率を13〜23%に振ると、他条件一定で約790万〜1,210万匹。最優先で確かめるのは戸建ての猫飼育率です。別途、猫用フードの年間消費量÷1匹の年間消費量で独立に検算します。

よくあるミス

  • 野良猫を曖昧に含めたまま計算し、範囲がぶれる
  • 人口から直接入ってしまい、「飼育の単位は世帯」という構造を外す
  • 飼育率を根拠なく30〜50%など過大に見積もり、桁を外す

面接官の深掘り質問

野良猫も含めるとどのくらい増えますか?

市街地と農村を分け、飼い主のいない猫の生息面積×密度で見積もる。市街地1.3万km²に5〜15匹/km²という仮定なら6.5万〜19.5万匹で、100万匹を説明するには農村等の追加項が必要。家庭の飼い猫や屋外を歩く飼い猫を重ねない。

この数字から国内のキャットフード市場規模を出すと?

1,000万匹 × 月2,000〜3,000円 × 12カ月 = 約2,400億〜3,600億円。ストックの推定値をフロー(支出)につなぎ直せるかが見られている。

評価ポイント

  • 飼い猫と野良猫の範囲を冒頭で宣言できた
  • 人口ではなく世帯を母数に選び、理由を言えた
  • 飼育率の仮定に身近な根拠を添えられた
  • 犬の頭数など別の軸で検算できた

Related Practice

次に解きたい問題

フェルミ推定 / マクロ売上推定

日本のペット関連市場規模はいくらか

飼育頭数と1頭あたり支出から日本のペット関連市場規模を推定してください。

解答例を見る
フェルミ推定 / ストック問題

日本に自動販売機は何台あるか

飲料以外も含め、日本に設置されている自動販売機の台数を推定してください。

解答例を見る
フェルミ推定 / ストック問題

日本の冷蔵庫は何台あるか

家庭用と業務用を含めた日本の冷蔵庫台数を推定してください。

解答例を見る
練習

フェルミ推定を本番形式で練習

思考時間と回答時間を区切って、口頭説明まで含めて練習できます。

ランダム出題開始

Related Guides

関連する解説

フェルミ推定の基礎を確認する

問題演習の前後に、基本の流れと評価ポイントを確認できます。

基礎ガイドを見る
フェルミ推定の例題と解き方

ストック問題とフロー問題の違い

フェルミ推定で頻出するストックとフローの見分け方を解説します。

詳細を見る
フェルミ推定の基礎

フェルミ推定の頻出パターン10選

母数の選び方と分解の切り口を軸に、フェルミ推定で繰り返し使う代表的な10のパターンを整理します。

詳細を見る