日本にガソリンスタンドは何カ所あるか|フェルミ推定の解き方と解答例
日本のガソリンスタンド(給油所)の数を推定してください。
まずは自分で解いてみましょう。解答・解説は開くまで表示されません。
解答・解説を開く
回答の要点
- 分解
- 店舗数 = 対象車両の年間給油回数 ÷ 365 ÷ 1店の平均給油回数/日
- 主な前提
- 対象車両:6,000万台、年間走行:9,450km/年、平均燃費:15km/L、1回給油量:35Lなどを計算の前提に置く。
- 推定結果
- 約2.7万カ所
最初に確認・宣言すべきこと
- 対象は一般向け給油所のみか、企業の自家用給油設備も含むか
- EV充電スタンドは含まないでよいか
- 廃業済み・休業中は除くか
行き詰まったときの段階ヒント
ヒント1を開く
一般向けの給油所に限ると宣言する。企業の自家用給油設備やEV充電スタンドは対象外と先に切る
ヒント2を開く
店舗数 = 対象車両の年間給油回数 ÷ 365 ÷ 1店の平均給油回数/日
ヒント3を開く
1日の給油需要。1店の処理件数
ヒント4を開く
乗用車6,000万台×年18回+貨物等2,000万台×年30回=年16.8億回、日460万回。1店4給油口×毎時3回×14時間=168回で割り約2.74万店です。乗用車年18回は年9,450km÷15km/L÷1回35L、貨物等年30回は年1.2万km÷8km/L÷50Lという仮定です。給油口の平均毎時3回は1回10分で最大6回×実利用50%。車両数・燃料種の構成は外部知識、走行と稼働は仮定として区別します。
構造図: どう分解して解くか
1日の給油需要の計算根拠
1店の処理件数の計算根拠
検算1店平均120〜220回/日なら約2.1万〜3.8万店。乗用車の年18回は年1万km÷15km/L÷35L≒19回を概算した値で、走行・燃費・1回量のうちどれを変えたか説明します。
回答例(面接での話し方)
1結論
約2.7万カ所。給油需要と平均稼働を使い、最大処理能力と混同しない推定です。
2前提
一般車両が給油できるガソリンスタンドを対象にし、自社専用給油所を除きます。電気自動車等は給油対象から除いた車両数を置きます。
3分解式
店舗数 = 対象車両の年間給油回数 ÷ 365 ÷ 1店の平均給油回数/日
4計算
乗用車6,000万台×年18回+貨物等2,000万台×年30回=年16.8億回、日460万回。
1店4給油口×毎時3回×14時間=168回で割り約2.74万店です。
乗用車年18回は年9,450km÷15km/L÷1回35L、貨物等年30回は年1.2万km÷8km/L÷50Lという仮定です。給油口の平均毎時3回は1回10分で最大6回×実利用50%。
車両数・燃料種の構成は外部知識、走行と稼働は仮定として区別します。
5検算
1店平均120〜220回/日なら約2.1万〜3.8万店。乗用車の年18回は年1万km÷15km/L÷35L≒19回を概算した値で、走行・燃費・1回量のうちどれを変えたか説明します。
よくあるミス
- 乗用車だけを母数にして需要を過小評価する
- 給油頻度を「月2回くらい」と置くだけで、走行距離と燃費から裏づけない
- ピーク時間の処理能力で1日をならしてしまう
面接官の深掘り質問
ガソリンスタンドの数は20年前と比べてどうなっていますか?
ピーク(1994年約6万)から半分以下に減少。燃費向上・車離れ・後継者難・地下タンク規制がドライバー。需要減×固定費増の構造で説明する。
EV普及が進むとスタンド網はどうなりますか?
給油需要は自宅充電に置き換わり大幅減。ただし急速充電・洗車・物流拠点への業態転換余地がある。撤退が過疎地から進む地理的偏りに触れられるとよい。
評価ポイント
- 需要と供給の両側から式を組めた
- 処理能力をレーン数×回転×営業時間で現場感を持って見積もれた
- 貨物車を含む自動車全体を母数にできた
- コンビニ店舗数との比較で検算できた